当店のスーツの特徴を一部ご紹介します。
01:製図、裁断、仮縫い
まずは採寸、体型把握し、ゼロから型紙をおこします。
裁断、仮縫い後、補正製図をおこし、裁ち合わせ、本縫いにはいります。
02:芯
土台には毛芯を用いて、胸や肩にはバス芯(馬毛)とフェルトを合わせます。必要な所に必要な分量のダーツを取り、立体を作ります。
出来芯を使用する所がほとんどですが、当店は一から作っています。
03:くせ取り
生地は平面ですが、そこに熱を加えて、立体にします。
04:ハ刺し
ラペルや上衿に施す刺し縫い。数枚の生地をなじませながら刺していき、そり返りを作ります。
05:チケット
電車の切符を入れる小さなポケット。
上下に松葉や蝶のカンヌキを施します。
こちらは松葉カンヌキ。
こちらは蝶カンヌキ。
06:前穴かがり
前穴かがり。絹穴糸を用いて、結び目と針足を揃えてかがります。
手縫い工程の中で最も集中して行う個所の一つです。
07:衿穴かがり
衿穴かがり。水引を中に入れて立体感を出します。
絹穴糸の一本を抜いて、水引にくるくる巻き付けて使用します。
08:明き見せ
袖口明き見せ仕様。写真はくさびと呼ばれる刺繡です。
09:本切羽
袖口本切羽にもできます。